おばあちゃんのアドバイス (結婚 2)
11.二人の将来に目的を持つこと。そして、お互いに別々のゴールがあるなら、
お互いにそれを支えること。(尊敬と信頼)
おばあちゃん達は、幸い夫婦共々あまり物やお金に執着心がありません。ですから昔のゴールは、子どもをもって小さな家を持ち、幸せな生活をすること。そのゴールが叶ってからは、もっと旅行をして世界を知ること、そして不幸な人たちのために寄付やボロンティアをすること。そして定年退職してからは、将来子供たちに迷惑が掛からないように、ある程度の資産を持つことなどが二人の目的でした。お蔭様で、今のところは、その一つ一つのゴールが叶っているようにおばあちゃんは感じています。
おばあちゃん達のゴールが家を持つことから、海外旅行をすることに変わった頃、
「どうしたら貴女みたいに、毎年家族全員で外国に旅行に出かけることが出来るの?」
と会社の同僚から聞かれた事が何回かありました。そんな時おばあちゃんは、
「私達は、外国に行くことが家族の楽しみ(ゴール)なのよ。だから主人も私もあまり高価な物を買うことも、仕事の後や週末に食事やお酒を飲みに行ったりする事もあまり無いし、煙草も全然吸わないの。でもその分少しずつお金をためて、毎年旅行に行くのよ。その人にとって何が一番大切なのかなんて言うのは人それぞれでしょう? 例えば大きな家や高い車を買う事に満足を感じる人、そして友達とお酒を飲みに行くことが自分の生活にとても大切だと思う人、そうかと思うと新しい服を毎週買う事に楽しみを感じる人が沢山いるわよね。それは個人の選択だから、その人がそれで満足できればそれに超した事は無いと思う。たまたま私達の場合は、家族で旅行することがとても大切な事の一つなのよ。」
と、答えました。
勿論おばあちゃんにもご主人にも個人的なゴールがあります。そんなゴールもお互いに励ましあってそれが叶うよう努力しています。例えばおばあちゃんの場合は、カナダの大学を卒業したいとか、自分で作曲した歌をCDにしたいとか。 その一つ一つは、ご主人の後押しを受けたからこそ叶いました。
12. 結婚する前は、全く違った環境に育った2人だったということをお忘れなく。
(忍耐と相手を許す心)
結婚してからは誰もが新たな日常生活の変化に挑戦しなければなりません。特に自分の回りの世話をそれまで全部母親がしてくれていた時の場合は。結婚後、相手のやり方と母親のやり方が違う場合は、どうもしっくりいかない事が時々有ります。それが原因で意見が合わないのは当たり前、全く違った環境に育ったのですから。その違いを尊敬しあって、ある程度はお互いに譲り合う事が大切だとおばあちゃんは思っています。自分や、又は母親が今迄はこんな風にしていたからといって、それが必ずしも一番効率的であるとは限られていませんし。
おばあちゃん達の場合は国際結婚でしたので、基本的には日本人であるおばあちゃんがカナダの生活に順応しようと努力しました。例えば、ご主人のお母様から見様見真似で料理法や家事を習い、なるたけ彼の結婚前の生活に合わせるようにしました。そんな努力を随分しても、つまらないことで意見が違う事がしばしばありました。小さな例では洗濯物のたたみ方やお皿の洗いの方などです。でも今ではお互いを尊敬して、自分のやりたいようにやっています。
そんな風に譲り合っていても、一度おばあちゃん夫婦の間で問題になったことがあります。それはご主人が定年退職して毎日家で過ごす様になった時です。仕事をしていた時はあまり関心が無かった家事にご主人がもっと積極的になって助けてくれるのはとても有り難かったのですが、おばあちゃんのやり方が自分のやり方と違うと色々と文句を言い始めました。多分、ご主人は変化のない毎日を家で過ごす事になり、時間を持て余してそんな生活に少し苛立ちを感じていたのだと思います。でもその時おばあちゃんはご主人にはっきり、そして優しくこう言いました。
「私は子育てと仕事をしながら何十年もこの方法で家事をやってきたのよ。そしてこれまで特に問題が無かったのでしょう? 貴方とやり方がすこし違うからと言って、別に問題が起きるわけでもないし、いまさら変えるつもりはありません。もしどうしても変えてほしかったら、文句をいうのでなく、もっと優しく私に言ってくださいませんか。そうでなければ、これから全部あなたが責任をもってやってくださってもいいんですよ。」
それからは、ご主人は家事のことで何か言いたいことがあった時はとても優しく言ってくれるので、おばあちゃんは逆に彼の意見になるたけ応じるようにしています。
おばあちゃんが思うに、相手の行動に苛立つという事は自分の思うように物事がいかないからであり、相手をコントロールしようとするのが原因。そしてそれは自我が強いという事。そういう自我は社会で出世するためには必要かもしれませんが、平和に暮らそうとしている夫婦には余り無い方が良いのではとおばあちゃんは思っています。
13. 結婚すれば相手は変わるとか、自分が変えて見せるなどと思わないこと。(忍耐)
昔おばあちゃんの知っている人の中にこんな方がいました。彼女は結婚する前から相手のことをあまり良く言っていなかったので、そんなに嫌だったら結婚しなければ良いのではとおばあちゃんは提案しました。ところが彼女は結婚したら彼は絶対に変わると言いました。彼女が彼を変えてみせるとも… 残念ながら、そのあと結婚しても彼女のご主人は全く変わりませんでした。そうすると今度は、子どもが生まれたら彼は変わると言ったのです。でもその期待は見事に裏切られ、何も変わることは有りませんでした。 その後彼女は何度も同じような事を言い続けていましたが、ご主人は少しも変わることなくそのうち離婚してしまいました。
世の中にはそんな人が沢山いるみたいで、それが理由で離婚する方も結構いるみたいです。おばあちゃんが思うに、要は、結婚する前に相手をそのまま受け入れる事ができないのなら初めから結婚しないこと。なぜなら人間はそう容易に変わるものではありません。もし変わってもそれは一時的なもの。例えば、婚約している期間だけとても優しかったとか…。それでも結婚したいのなら、長期間かけて自分自身がお手本になって変わって貰う様に少しずつ努力するしかありません。おばあちゃんが思うに、彼女だって誰かに言われたからって、そんなに急に変わることは不可能だと思っています。でも少しずつ彼女自身も変わってきているのは事実です。もう48年も一緒に生活しているのですから…
おばあちゃんはずいぶん昔、作者不明の英語の詩を読みました。それを日本語に翻訳したらこんな風になると思います。
「私が青年の頃、世界を変えたいと思いました。
でも世界を変えることはとても難しいと悟り、
それなら自分の住んでいる国を変えようと努力しました。
そして国を変えることも困難であると分かった時、
自分の住んでいる街を変えることに専念しました。
そしてその街をも変えられなく年老いた私は
少なくとも自分の家族を変えようとしました。
随分年老いた今の私は、変えられるのは自分だけだとやっと悟ったのです。
その時突然気が付いたのは、もし自分自身をもっと前に変えていたら、
家族にその影響があり、その家族と共に私達の住んでいる街にもその影響を
与えることができたでしょう。そしてその影響が国をも変えることができ、
世界を変えることも可能であったかも知れないかもしれないと。」
14. お互いに健康に気を付けることは、良い結婚生活には欠かせないこと。(愛情、許しあう心)
心身健康であれば、何をするのも可能であるとおばあちゃんは信じています。 健康でなければ、何かにつけ苛立ちそして不安になり、お互いに愛情を持っていても、その愛情を素直に伝えることができない。ですから幸せな結婚生活をしたいなら、まず食生活から気をつけて、適度な運動もし、体を健康に保ことが重要だとおばあちゃんは思っています。
でも、いくら体に気を付けていても、厄年を迎えた男性や、閉経前後の更年期障害を患う女性などは何かと苛立つことがあり、口論を避けることが難しい時もあります。そんな時は、お互いを理解し、許しあう気持ちがとても大切だと思います。そして自分も年を取り、そんな時期を過ぎなくてはならないのだという事を常に心に留めておくことは、とても必要だとおばあちゃんは思います。
15.子供を育てる時期は、夫婦ともにお互いをサポートすること。(信頼)
子供達が十代になると成長ホルモンのせいで親に反発する一時期があります。 そんな時には子供達は片方だけの親を自分の味方にしようとし、もう一方の親を攻め、その親に挑戦する事もあります。例えば自分の思い通りにさせてくれない母親に怒りを感じて、子供が母親の悪口を父親の前で言う…。そんな時に父親が子供の味方になってしまい母親の権力を損なうようであれば、夫婦の関係まで上手くいかない事もあるのでは。ですからそんな時は、夫婦共々一段となって子供に接することが必要だとおばあちゃんは思っています。
16. 過去に起きたことを顧(かえり)みて後悔することを避けること。(忍耐)
おばあちゃんが思うに、私達人間はいつも、「ああすれば良かったとか、こうすれば良かった」と言う癖があると思います。でもおばあちゃんはそんな生き方をすると、何時まで経っても幸せになれないと信じています。ですから自分の定められた道をそのまま受け止め,過去にあったことに対して後悔せず生きることがとても重要だとおばあちゃんは思っています。 このことは結婚生活だけに当てはまるのではなく、幸せな人生を送りたいと思う人にはとても必要なことです。
20歳前のおばあちゃんはそれができず、何事にも後悔ばかりして不満に満ちた生活を送っていました。でも成年になってヨーロッパ旅行にでる少し前にカトリック教会の主催で行われた黙想会に行った時から、おばあちゃんは変わりました。その時にお会いしたカナダ人の神父様から、「自分の道はもう定められているのだから、どんな事が起きても後悔しないように」と言われたのです。若かったおばあちゃんはその言葉をまともに信じ、それからは何があっても、あまり後悔することのない人生を送ることができました。その考え方は、おばあちゃんを「幸せ」に導いてくれたのです。それだからと言っておばあちゃんに何も悪い事が起きなかった訳ではありません。でも彼女は、悪いことが起きた時は何かの理由があったのだと思う事にしています。時間がたって振り返ってみれば、そんな悪い経験もおばあちゃんのその後の幸せに繋がっていると思えるまでになりました。
例外は勿論おばあちゃんにも有ります。もし彼女が誰かを傷付けることがあったり、その人を死に追い込んだりしたら、後悔しないことは絶対に無理です。幸い彼女は、これ迄はそんな経験を免れることができました。これからもそんなことが無いようにおばあちゃんは願っています。
17.お互いに約束した事は必ず守ること。とにかく自分の言ったことには責任を持つこと。(信頼)
信頼を育むにはお互いの約束を必ず守ることから始まると思います。という事は、あまりやる気もないのに、これからこうする、ああすると無闇に宣言したり約束したりしないことです。できないことを常に約束して相手をがっかりさせてばかりいると、相手は、どうせ約束は果たさないだろうと思い始めます。そんなことが続くと、信頼どころか人間としての尊敬を失うかもしれません。要するに将来にすることはあまり口にせず、行動に移すことが大切だとおばあちゃんは思っています。まさに「Just do it」です。
18.大きな喧嘩をした時はそれが解決するまで絶対に家を出ないこと。(忍耐)
これも結婚した後に約束して欲しいと、ご主人が言った事の一つです。結婚したての頃は時々大きな喧嘩をしておばあちゃんが子供を連れてアパートを飛び出したことが有りました。彼女は自分の怒りが収まるまで近くの公園に行っただけなのですが、ご主人の方は家族が何処に行ってしまったか見当もつかずかなり心配したみたいです。そんなことが2,3回あった後ご主人は、喧嘩をしても、とにかく家を出ていかないことを約束してくださいとおばあちゃんに頼みました。 怒りが収まるまではお互いに別々の部屋で過ごして、冷静になってから、どうしたら同じことが起きることを避ける事ができるかを話せばよいと。
というわけで、喧嘩をしても、冷静になってからいつも問題を解決していたので、お互いの心に蟠り(わだかまり)が残ることは無くなったとおばあちゃんは言っています。
19.時々はひとりになり、自分が今の家族と一緒にいる事がどれだけ幸せであるか
顧みる事が必要。(愛情)
毎日一緒にいると、相手の悪い事ばかりが目立ち、良い事は忘れがちになるようです。ですから、たまには離れてみて、お互いの存在を感謝できる時間を持つことが大切だとおばあちゃんは思っています。
おばあちゃんのご主人の場合は、過去何十年もの間、会社の出張で毎月何日かホテルで宿泊する事がありました。彼が言う事には、ホテルの一室で、たった一人で過ごす時ほど家族の事を思い、一緒に生活している事に対して、感謝の気持ちに満たされたことは無かったそうです。ですから、そんな事もおばあちゃん達の幸せな結婚生活を支えてきたみたいです。
別に一人でホテルに行く事を勧めている訳ではありません。時々相手から離れて過ごし、お互いの大切さを振り返ることができればどんな方法でも良いと思います。例えば、一人で長い散歩に出かけるのも…。
20.離婚したあとの生活の困難さ、そして煩わしさを認識すること。
最近は国際結婚でなくても離婚率は50%以上になってきています。離婚という言葉自体が頻繁に聞かれるようになって、離婚することが社会的に悪い事だとみられなくなってきたのは嬉しいことです。でも現在でも離婚をするという事は個人的にも社会的にもいろいろな問題を起こし続けているのは事実だとおばあちゃんは思っています。離婚が絶対に必要で無いとはおばあちゃんは思っていません。なぜなら、もし相手が暴力を振るうような人なら自分や子供たちを守るために離婚はせざるを得ないとおばあちゃんは思っています。ここで触れるのはそんな事が無いことを前提にしています。
個人的な問題の一つは、離婚するにはかなりのお金がかかる事です。弁護士や裁判所の費用、もし子供がいる場合は離婚したあと養育費も払わなければなりません。経費だけではありません。離婚の手続きをするには裁判所に通ったり、弁護士との会議があったり、沢山の時間も費やさなければならないので仕事をしている場合にはそう簡単な事ではありません。
個人的な問題のもう一つは、子供がいる場合です。目の前で喧嘩ばかりしている親をみて、離婚したのは自分のせいだと攻める子供達もかなり多いそうです。 そして子供達は親の離婚後、一人の親に育てられるか、父親と母親の家を行き来しなければなりません。という事は、子ども達から一つの場所に定着する幸せを、親は奪い取る事になります。それどころか、将来の子供達が結婚するような立場になった時、相手との信頼関係を持つ自信を無くしてしまうと、おばあちゃんは心から心配しています。
子供達を引き取った親にもいろいろな問題が起きます。離婚後は仕事と子育てを両立しなければならないので、精神的にも肉体的にも疲れてくると思います。 本当だったら子供が社会に出るまで親が何事に対しても導いてあげなくてはならないのに、一人の親では単に子供に愛情を注ぐのでさえが難しくなり、毎日の生活が苦しく思えるのではとおばあちゃんは思っています。そうなると、子供達の心の成長にも影響があり、社会的に悪循環になるのでは?
勿論、離婚後、経済的にも色々と問題が出てきます。まず一緒にいた家も売らなければならないし、今迄共有していた資産をどう分けるかという事も問題になってきます。幸せを求めるならそんな問題は乗り越えられると思う場合は別なのでしょうが。
社会が被る問題はこんな事もあります。先日アメリカのテレビ番組を見ていたのですが、ある男性は強いられた養育費が仕事を無くしたため払えなくなり、最後は牢獄に入れられてしまったのだとか…。その他には母親が再婚した後、新しい父親が娘に興味を持ち、知らない間に娘が暴行されていたとか。幼い娘は、自分を恥じて誰にも言えず一生苦しみながら生きなければならないのだとか。これらの事は社会的にも大きな問題に繋がります。
そして前にも触れましたが、もし離婚してまた恋愛をしても、たいていは同じタイプの人を好きになる例が多いのだとおばあちゃんは思っています。それが本当なら、最初の結婚で問題があるなら、それを何とかして二人で乗り越えなければ何度結婚を繰り返しても同じ事になります。2度、3度目の離婚率は1度目よりもっと高いことをおばあちゃんは知っています。
再婚しても、どれだけの人が本当に幸せになるのでしょうか? おばあちゃんが思うに、新しい相手に自分の大切な子供達や友達の大切さを理解して貰うにはかなりの努力と時間がいる。時々は嫉妬も交じって、自分が今まで大切にしてきた人達との関係を絶たなければならないかもしれない。そして新しい相手とは過去の、特に子供達と一緒に過ごした大切なメモリー(思い出)を分かちあえないかもしれないのです。もっともそれでも二度目の結婚をして幸せになった人達もお祖母ちゃんは知っていますが。
個人の幸せを求めることが悪い事だとおばあちゃんは言っている訳ではありません。もし今の夫婦の生活があまりにも貴女自身を傷つけているのなら離婚を求める以外方法がない時も勿論有るでしょう。おばあちゃんが言いたいことは、離婚を決心する前に、もっとお互いに問題を解決する努力をしてはどうかと言っているだけなのです。
最近はモノを簡単に捨てる社会になってきている事はおばあちゃんも良く知っています。だから人間関係にしても、自分の幸せを求めるが故にあまり努力もせず簡単に断ち切ってしまう事も多く見られるのです。でも彼女は大切な夫婦や親子関係までも、あまり価値のないモノと同様に簡単に捨てられてしまう今の世の中を見てとても情けなく感じています。
これから年を取っていく事は誰も避けられません。そして将来重い病気になり、死を迎えたときに、本当に自分一人になってしまうのはとても孤独であるとおばあちゃんは思っています。とにかく老後の一人暮らしはとても寂しいものではないかと。亡くなるまで長い間一緒に過ごし、過去の思い出を分かち合える誰かと居られるという事は、本当に幸せな事だと思えるのです。
最後に、おばあちゃんが勧めたいことが一つあります。それは相手の良さを50項ほど書き出すことです。そして喧嘩をした時や相手への愛情に不安を感じた時に読み返すことによって自分のその時の問題がどんなにつまらないことであったかという事に気がつく事ができたら本当に良いのではとおばあちゃんは思っています。
例えばおばあちゃんの場合は:
- 今の幸せな自分の生活は夫がいるからこそ築きあげられてきた。
- 夫は素晴らしい父親、そしてお爺ちゃんである。と同時に、子ども達からも孫からも愛されている。
- 今でも愛情をもっておばあちゃんに接してくれる。
- 長い間一緒に努力して生活してきたので、その過去の出来事(特に子供の孫の話)を一緒に楽しみながら話すことができる。
- おばあちゃんの話をきちんと聞いてくれるようになった。
- おばあちゃんと一緒に家事を手伝ってくれる。
- おばあちゃんのやりたいことは必ず応援してくれる。
- 初めて逢ってから50年以上たった今でも一緒にいると楽しい。
まだまだ書けば沢山あるのですが、この辺にしておきます。
こんな偉そうなことを書いても、これからも幸せな結婚生活を続けられるなどという保証は全く有りません。どうしてかというと、前にも触れた通り人間の人生なんて何処でどんなことが有るか分らないものですから。そして、毎年寿命が伸びてきている最近では昔よりもっと長い月日を一緒に過ごすことになるのですから。でもそれをもわきまえて、結婚の秘訣をおばあちゃんの経験を通して書いてみました。貴女の結婚生活が末永く続くことを心から願いながら…